すい臓がんに使用する抗がん剤
すい臓がんの化学療法には抗がん剤を使用します。
すい臓がんに使用する抗がん剤の種類はジェムザール・ティーエスワン・5-FUといったところです。
実際の医療の現場では抗がん剤と放射線を併用する化学放射線療法を選択する場合もあるのですがジェムザールの登場で抗がん剤のみでの治療を選択する医師が多いようです。
ジェムザールはもともとすい臓がん治療の抗がん剤として開発され5-FUなどに比べて効果が確認され副作用も少ないようです。また痛みなどの緩和効果にも優れているといった報告もあります。
使用法としては1週間に一回点滴で30分程度投与を行うだけですので外来での治療も可能なようです。
ジェムザールはすい臓がん治療には保険適用ですので国保のケースで5万円程度のコストになります。
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ジェムザールの副作用
比較的副作用が少ない抗がん剤といわれているジェムザールですがやはり、抵抗力が弱まり感染症にかかりやすくなったり、出血のしやすさ、吐き気および嘔吐、全身倦怠感等は起こるようです。
基本的に抗がん剤はがん細胞だけでなく、正常な細胞や機能にも影響があるのは前提です。
抗がん剤の副作用で死亡するケースもまれにあるので油断は禁物です。
重粒子線治療との併用の研究
がん治療でめざましい成果を上げている治療法に重粒子線治療治療があります。
患者への負担の少なさ、完全治癒のへの有効性に注目がされています。
現在末期のすい臓がん患者の治療選択としてジェムザール等との併用によって治療する研究が進んでいます。
日本にはまだ数か所しか重粒子線治療の設備のある病院はありませんが、今後増えていくことによってコストや治療の機会を解決することによってより一般的な有効治療になる可能性があります。
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