すい臓がんとは?
すい臓がんとはすい臓に発生する腫瘍のことですが、ほとんどのすい臓がんはすい管から発生するタイプとすい頭部に多くみられます。
その他にもホルモン生成に深くかかわるランゲルハンス島から発症するケースもありますがごくまれです。
すい臓がんは非常に予後の悪いがんです。その理由として初期のすい臓がんはほとんど無症状でがんが進行して具合が悪くなってから発見されることが大半だからです。
またすい臓の位置がお腹の奥深く様々な臓器と重なり隣接していることから発見がしずらく、治療や手術の際にも非常に困難になります。
さらに血管や神経等が複雑に絡み合っているので非常に転移がしやすく総合的にみて発見されにくい・治療が困難・転移がしやすいという条件が重なり結果的に難治療のがんの代表となっています。
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すい臓の位置と働き
すい臓の位置は胃の裏側の奥に横長に存在して、感覚としてはみぞおちの少し下のほとんど背中に近い場所にあります。
他の臓器との位置関係はすい臓の右側は胃や十二指腸に隣接して左は脾臓に触れています。
十二指腸側をすい頭部、脾臓側をすい尾部と呼びます。
すい臓の大きさは長さが約18センチ程度で厚みが2〜3センチほどです。
重さは人によりますが80グラム〜130グラム程度です。
すい臓の働き
すい臓の大きな役割はふたつあって、ひとつは食物を消化させる酵素を分泌してすい管を通して十二指腸に送り出します。(外分泌機能)
もうひとつはインスリンやグルカゴンといったホルモンを分泌して血糖の調節をするなどといった非常に重要な役割を果たしています。(内分泌機能)
このすい臓の機能が衰えると、下痢や食物の吸収がうまく行えなくなるばかりか、エネルギーをうまく細胞に取り込んだりすることができなくなり日常生活に多くのリスクを背負うことになります。
それほど重要な臓器なのです。
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すい臓がんの余命について
すい臓がんは難治がんのひとつですが、余命宣告されるときはほとんど数カ月といわれるケースがほとんどです。
手術できる程度のすい臓がんであれば、あえて余命を考えてもやはり数年というのが現実と言えるのではないでしょうか。
特に手術が不可能で転移、もしくは転移も時間の問題である進行がんの場合は抗がん剤を使用したとしても延命に少しでも役立てばというのが現実です。
個人で様々なケースがあると思いますが、モルヒネ等で痛みを和らげてあげ残された時間を苦しみなく処置してあげるのも選択肢です。
もし徹底して延命したいのであればやはりすい臓がんに強い病院や医師を探し最新の治療やスタッフで戦わないと可能性はひろがらないといえそうです。
注目される重粒子線治療
最近ではすい臓がんにも重粒子線治療が注目され高い評価を得ています。
かなりコストと治療のチャンスに制限がまだまだありますが、すい臓がんの余命延長には期待が持てそうです。
すい臓がんの場合、治療に際して手術にしても放射線治療にしても周囲の臓器への影響が壁となりより良い治療を困難にしていましたが、重粒子線治療の場合ピンポイントに治療できる確率があがり予後がよくなる可能性あがりました。
これは術前にも有効で比較的局所のすい臓がんの治療成績にもかなり貢献期待できそうです。
免疫力をつけるために
抗がん剤等で副作用を緩和したい、より予後を良くしたい、転移などのリスクを下げたい、再発のリスクを抑えたいと思うのならやはり免疫力をあげるのは有効です。
では免疫力を上げるためにはどうすればよいでしょうか?
食事で免疫力を上げる場合一般的には野菜や果物をたくさん摂取しキノコ類を加えるのは常識です。また主食に玄米を摂取するのは免疫細胞が活性化するのでぜひ玄米でご飯を食べましょう。
生活の上ではタバコやお酒はやめること。十分な睡眠と質を高めること。ストレスをためないで楽しみや目標をもつこと。爪をよくもむ。
特に精神的にリラックスして充実してくると免疫力が上がります。個人で具体的な楽しみや生きがいを見つけることは非常に大切です。
なにか希望にむかって生きることは時にはすばらしい免疫力を生み出します。
ぜひ具体的な何かを見つけて楽しむ充実することが大切です。
すい臓がんとコーヒー
毎日よくコーヒーを飲む人はすい臓がんになりやすいといわれますが、実際はどうでしょうか?
もちろん絶対になると断言はできませんが、やはり因果関係はあるようです。
これはコーヒー独特の成分が関係しているというよりも、缶コーヒーのようにミルクや砂糖がたくさん含んでいるコーヒーを常飲することによりインスリンの分泌が毎日急激に分泌されそれが長い年月の習慣によってすい臓が疲弊してすい臓がんのリスクにつながると考えられます。
やはりすい炎からすい臓がんへの因果関係は指摘されており、液体の単糖類を毎日愛飲するコーヒー好きはやはりすい臓への負担がかかり結果すい炎やすい臓がんのリスクをたかめるといえそうです。
もちろんそれだけが原因ではないでしょうが、さらに他の原因が重なったときによりリスクが高いといえそうです。
すい臓の腫れとすい臓がん
コーヒーやビールを空の胃や腸に一気に飲んだり、朝食を抜いたり昼を抜いたりして夜に一気に食べたりするとすい臓にものすごく負担がかかります。
これを繰り返しているとすい炎やすい臓がんになってすい臓が腫れて検査に引っ掛かるようになります。
すい臓が腫れているからといって即すい臓がんであるということでないですが、だいたい背部痛や胃の痛みとセットとなって表れるので可能性は否定できないのです。
また、慢性化しているひとは慣れてしまってすい臓が腫れいる状態をそのまま放置してしまい体重が減少したり激しい下痢に襲われて病院に行くことがあります。
そのような場合やはり精密検査ですい臓がんが見つかる場合があります。
すい炎でも症状は似てますがやはり精密検査を受け食生活を改めないと様々な疾病の原因を引き起こすでしょう。